網膜の視細胞には錐体と柱体があり、錐体の数は七百万で、網膜の中心部に多く昼間に働き色彩および細かいものまで良く見えます。
毛様体筋がゆるむと、チン小帯が縮んで水晶体を引っ張りもとの厚さに戻します。
この、毛様体とチン小帯の共同作業は、50歳代で最大の力を発揮しますが、年齢とともに、水晶体の弾力性が低下し、41歳台で調節力が低下しだし、50歳代で、毛様体の力が落ちると急速に老眼になります。
毛様体は調節だけでなく、房水という角膜、水晶体に水晶体の収差を測定し、角膜を細かく削ることにより角膜で全ての収差をなくして、スーパーノーマルヴィジョン(視力3.0)を目指す、あるいは不正乱視をなくして矯正視力栄養を与え、眼の圧力を一定にする液体を産生しています。
孔にあたる虹彩、毛様体、強膜の内側にある脈絡膜をあわせてぶどう膜と呼びます。
これまで、人の眼の見え方をカメラに例えてきましたが、人の眼はカメラより優れています。
遠くにいる人と、近くにいる人の大きさ、形を区別するだけでなく、これまで、自分が見たものを思い浮かべて、あの人は、誰それだとわかります。
つまり脳の一部分として、解像度だけでなく脳の働きにより、視覚能力以上の見え方ができるわけです。
雪を赤いサングラスで見れば、赤く見えると思いますが、実際には、白い雪として見えます。
これは、いままで蓄積された情報から、脳が、これは赤ではなく白いものだと認識するわけです。
眼は単なるセンサーではなく、脳の一部として働いているのです。
それでは、眼と脳の総合システムとしての、いくつかの機能についてお話します。
視力はものの形を見分ける能力です。
一般的には中心に写るものを見分ける能力です。
中心には錐体細胞が集まり最も視力が良い場所です。
視力は、言い換えると離れた2点を見分ける最小角で表し、これを視角と言います。
視覚は10分=1度の610分の1を基準にいろんな大きさで並んでいます。
ランドルト環は直径が7.5ミリ、太さ1.5ミリ、切れ目の幅が1.5ミリになっています。
この切れ目の幅を5メートルの距離でみると、視角が十分になります。
この時の視力が1.0です。
距離が倍になり、ランドルト環の大きさが倍になれば、やはり同じ視覚になります。
もし、5メートルの距離で切れ目幅1.5ミリのランドルト環が見分けられず2倍の大きさなら、見えるときは、視角は二分で、視力は0.5です。
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